ヒメボタル観賞記2024 “自称管理人”

投稿日:2024.08.02
カテゴリ:【紹介

ヒメボタル観賞記2024   “自称管理人”

今年の夏もすっかりヒメボタルにはまってしまいました。
出現を観察するために陣場平に上り始めたのが7月8日。それ以降、7月27日まで1日も欠かさず連続20日間!日数では自己新記録です(だから何?と聞かないでください)。

プロジェクトチームのメンバーや地元の方などもほぼほぼ毎日通ってくれました。

出現も比較的早く観察でき、10日には明滅するヒメボタルが確認できました。が、それ以降、今年の多雨(まだ梅雨も明けていなかった)の影響か、例年であれば、現れ始めると2~3日で急激に増えていましたが、久々に行う観賞会(18日)の直前、15日まであまりパッとしない日が続き、ちょっと不安がよぎりました。16日になってようやく見応えのある数となってきました。

これで安心して観賞会を迎えられると安堵しました。その一方で、多数光り始める時刻が午後9時を過ぎてから、という“宵っ張り”で、観賞会当日は、終了時刻に近づいてからが見ごろとなるという、乱舞を期待して多数お越しになったお客様の願望には十分お応えできなかったことが残念です。まぁ、“来年も来てね”とのメッセージではなかったかと無理やり自分自身を納得させていましたが。

観賞会を過ぎても、そこから数日はかなりの明滅が見られ、今年も、富山方面から2グループ、新潟県からは、6組以上の愛好家が写真を撮りに来ていました。初めてという人も、もう4年連続という人もいらっしゃいました。ありがとうございました。

“自称管理人”としては、周辺のガイダンスをするだけでは飽き足らなくなり、市街地からいつも七二会を訪れていただく方と一緒に、今年は生息地探検を敢行しようということになりました。

そのためには照明を点けずに暗い中を歩き、立ち止まり、を繰り返さなければならず、とても単独行は無理な話です。正直なところ、危険な崖や、絶壁に近い急傾斜地だったり、落石にも注意しなければならず、一般の方にはお勧めできませんが、いろいろな場所でヒメボタルの生息が確認できました。

地蔵峠付近も、20日を過ぎる辺りから、多く発生する場所が南下していく、という不思議な現象が起き、撮影される方もポイントを移動する方が増えました。

また、今年はピークにあたる20日が満月だったことから、月明かりにより撮影の難度が上がり、苦心された方も多かったようです。

24日頃からヒメボタルは日を追って減少し、27日土曜日に、それでも数匹のヒメボタルは確認できましたが、今年の観賞記を閉じることにいたしました。ご来場いただいた方、観賞会に携わっていただいた方、ありがとうございました。

来年も、ヒメボタルは私たちを楽しませてくれるはずです。まだ観ていない方も、そうでない方も、来年ぜひお越しください。

撮影:長野市の小林さん

 

 

撮影:長野市の北澤さん

 

 

 

次の記事


前の記事