みんな知ってる?ヒノキについて

投稿日:2017.06.05
カテゴリ:【紹介

針葉樹の中でも人工林に特定すると、七二会に多いのはカラマツとスギの木です。

量は多くありませんが、七二会の森林を歩いているとヒノキに出合うこともあります。

伐ると香りの良いのが特徴です。お風呂に入れると、ヒノキ風呂として楽しめます。

葉っぱは、クラフトとして楽しんでも良いと思います。

作りてによって変わります。

ヒノキだけだと、寂しいので木曽五木「ヒノキ・サワラ・アスナロ・ネズコ(クロベ)・コウヤマキ」の見分け方について記載します。

木曽五木とは

木曽五木とは、江戸時代に尾張藩により伐採が禁止された木曽谷の木のことです。

ヒノキ・サワラ・アスナロ・ネズコ(クロベ)・コウヤマキの五種類の常緑針葉樹林のことを指します。

ヒノキ

こんな針葉樹があって

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近づくと、ヒノキがありました。ヒノキは伐倒し、クラフト工房に使用したこともあります。

ご縁があったので親しみがもてます。

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ヒノキの木肌です。

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葉の裏側を良く見ると特徴があります。

白い部分が気孔 です。気孔とは葉が呼吸する部分。

Yの字になっているのが特徴です。

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サワラ

ぱっとみて、ヒノキと思ってしまうのがサワラです。

木をグーで殴るとわかります。サワラは、ヒノキに比べて柔らかいです。殴ってカタイっと思えばヒノキ。

殴って柔らかいと感じたらサワラです。大木になると専門家でもヒノキと区別がつかないことあるとのこと。

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サワラは、葉の裏を見ると蝶のように見えます。

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アスナロ

こちらも、裂け幅がヒノキよりも細かいですね。サワラに比べて斜めの線が入っていますね。

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葉の裏は、気孔で真っ白です。

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ネズコ(クロベ)

ネズコ(クロベ)を紹介しましょう。

丸みがあって、葉の裏が白くないです。

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アスナロとよく似ています。やや赤みがあるように感じます。

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コウヤマキ

ずっとヒノキ科を紹介していたのですが、最後は、コウヤマキ科のコウヤマキです。

すこしガサガサしていますね。

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葉は、こんな感じです。

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サワラは、お近くの信里で

信里に、市指定記念物として「サワラとヒヨクヒバのキメラ」があります。

詳しくは、『サワラとヒヨクヒバのキメラ | 長野市文化財データベース』を参照ください。

車で15分と比較的近い所にありますので、見てみたいと思いました。

地図

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