地域の林業を担う後継者の育成について
投稿日:2017.07.18長野市地域おこし協力隊七二会地区では、林業・情報発信・IT教育に力を入れています。
私の任期もあと10カ月を切ります。今年度は、林業士になることを目指しています。
「林業士ってなに?」と思う方も多いでしょう。林業士は長野県が推進する制度です。
長野県が「地域の林業を担う後継者を育成するもの」です。
今年度は林業士になることを目指す
林業士になるためには、「行動」と「評価能力」が問われるところです。
評価能力とは、課題を見つけて自ら行動することですかね。
私の場合は、以下のようにステップアップし林業にかかわってきました。
1年目は、右も左もわからず林業の勉強
2年目は、信州フォレストワークにはいり林業について勉強し間伐を体験しました。森林・林業セミナーを受講し「森林整備推進士」の資格を得て、「森林整備業務技術者」となりました。
3年目は、林業士を目指しています。
林業士の役割は、以下のようになります。林業士になると、山林ついて市や県に相談すると、情報を提供してくれます。
私の場合は、以下のようになります。
「七二会の森林の所有者」と「林業事業体となる信州フォレストワーク」と「長野市森林整備課」との間に入って森林整備を実施します。林業は一人ではできません。
林業の役割として木を伐れば良い時代は、終わり情報発信も重要な要素になってきました。
林業士の育成講座も発表に力を入れるようになりました。
七二会地区の課題
移住者の私が書くのも申し訳ないですが、林業士になるには「課題を見つけて行動する」必要があるので書かせてください。
七二会では、私有林の手入れがされていない部分が多くあります。また、地域への林業の伝達も不足していると考えています。以下のことを課題として実施します。
- 山主と相談し、間伐・皆伐・植樹を実施
- 森林資源の活用のため必要に応じて薪を作ったり材の活用
- 年齢を問わずクラフト工房などを実施し、林業や山に愛着を持ってもらう
7月17日(月)も林業の伝達
昨日は、子供達に林業の伝達を実施しました。
のこぎりで受け口を作りました。作ったのは子供達です。協力しあって作りました。
のこぎりで追いを入れます。チェンソーに比べて大変です。
ロープで引きながら伐倒しました。
15mはある大きな木です。
子供たちに除伐・間伐・出荷・クラフト工房を体験して頂きました。
子供達から、「仲間と協力しあえて楽しかった」、「森林の中も気持ちが良かった」、「林業は思ったより身近で興味がもてた」などなど嬉しい声を沢山聞くことができました。
繰り返しになりますが林業は、以下の信頼関係で成り立っています。
- 林業事業体
- 山主
- 市町村、県
より深い信頼関係を構築すべく頑張りたいです。そのためにも情報発信は必要不可欠ですね!
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