平成29年度「社会を明るくする運動七二会地区集会」開催

投稿日:2017.08.04
カテゴリ:【活動報告

7月10日、長野市立七二会公民館において、七二会地区住民自治協議会(小池 正人 会長・兼人権擁護委員)が、来賓に長野市議会 山本 晴信 議員、長野市七二会支所 依田 元一 支所長、長野市立七二会公民館 石坂實 館長を迎え、「社会を明るくする運動七二会地区集会」を開催。

今年は、長野県史の編纂や長野県歴史館の設立から開設までお力を尽くされた、地域の歴史家として大変有名な宮下 健司先生に講演をお願いし、会場が一杯となる盛況の催しとなりました。

お念仏講と村の生活(くらし)の演題で宮下先生がお話をくださると、その優しい語り口に会場の聴衆は思わず先生のお話の世界に引き込まれてしまいます。

確かな識見に加え“本に書かれたり、描かれたりしたことは「あくまで誰かが加工した2次、3次の情報」それを「自分のもの」にするためには「現場に出向きご自分の目で見て感じることが大切」”との信条から、今回も事前に七二会地区内をつぶさに調査いただき、いくつかの新たな発見に結び付いたとお話いただきました。

昔から現在に至るまで七二会各地で今も行われている「お念仏講」について、各地域でお念仏講が行われる会場(お堂)建築様式や格天井そしてそこに描かれる絵について、お念仏の際飾られる掛け軸「南無阿弥陀仏」の名号と徳本上人のお姿について、文化13年(1816)6月12日・13日に七二会の正源寺さんに宿泊していたこと等をお話いただきました。
会場の皆さんからは“うーんなるほど・へーそうだったんだ”と絶え間なくどよめきや感嘆の声が上がっていました。

今回の講演をいただく中で、宮下先生から、“七二会の自然や風物・七二会は本当に素晴らしい”とお褒めの言葉を頂戴しました。
会場に参集された方80名は、口々に是非ともまた、宮下先生に講演をお願いしたいとの声しきりでした。

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